はじめに

 まずは簡単な自己紹介をさせていただきます。

 私は京都の大学に通う一学生です。大学では自然科学、特に地球科学を中心に勉強しています。また、サイクリングのサークルに所属しています。

 大学に入って親元を離れて一人暮らしを始めましたが、その自分の下宿から徒歩数分のところには東海道五十三次の起終点、三条大橋が架かっています。三条大橋を西に渡れば、花街として有名な先斗町(ぽんとちょう)、そして京都の繁華街の木屋町通や河原町通があります。余談ですが、京都の大学生のコンパなどはこの辺りで開催されることが多いです。

 また、以前サークルで名古屋まで自転車旅行をしたとき、滋賀県の土山や三重県の関など、いくつかの宿場町跡の看板に気づきました。そこで少し調べてみると、東海道の宿場町の跡には何かしら残っていることが分かりました。

 そこで、京都から東京まで自転車で出かけるなら、家の近くの三条大橋を出発地にして、途中の宿場町を巡りつつ、もう一方の起終点である東京日本橋まで行こうと思い至ったのです。

 そしてなんとか東海道を走破。すると、山側のルートの中山道もやりたくなってしまいました。そしていつの間にか、五街道制覇が目標になっていました。

 今回2014年11月に、中山道下諏訪〜日本橋間をもって五街道を自転車で制覇したので、旅の記録をまとめることにしました。どうぞ、江戸時代の人の気分になってお楽しみください。

2015年01月吉日    .


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